噛み合せの治療は歯科医療の中でも非常に難しい治療の一つです。
噛み合せの治療は、どこの歯科医院でもできる治療ではありません。
上下の歯の接触状態や下顎を左右に動かした時の噛み合せチェック、下顎を前後に動かした時の噛み合せチェック、隣り合う歯の接触の強さ、歯並び、歯の形状、咬合面の乱れ、歯の欠損など、診断できる全ての項目のチェックに加え、顔の骨格や筋肉も考慮しなくてはなりません。
治療法自体は、歯牙移植や矯正、インプラントやスプリントなどで行なっていきますが、目に見える部分以外の場所まで細かく正確に把握しなくてはならないため、非常に難しい治療です。今まで他の歯医者さんで治療を受けても治らなかった方は、ぜひ一度ご相談ください。
虫歯や歯周病によって乳歯や永久歯を失ってしまった場合、その両側の歯が次第に空いた所に移動し、斜めになります。また、乳歯の虫歯を放置するとその下にある永久歯も虫歯の影響を受けて、歯並びが悪くなる原因となります。
現代社会は、食生活の変化により柔らかい食事が増えました。そのため、噛む回数が減り、アゴが充分に発達しないことに繋がります。アゴの骨が発達しないまま歯が成長すると、歯が並ぶスペースが少なくなり、叢生(そうせい)となるケースがあります。
ご両親に出っ歯の方がいらっしゃると、お子さんも出っ歯になることがあると言われております。
子供の体格や顔が親に似るのと同じで、歯並びも遺伝の影響を受ける事があります。